2024/08/01 06:58
もしかしたら皆さんの中にもいるのかもしれませんが
私の頭の中には「ささやき女将」がいます。
たとえば、私が作ったキャンドルを販売したいなと思ったら
「そんなの買う人いる?」とか
「キャンドルなんて、生活に絶対必要なものじゃないしね」とか
アロマの講座をやりたい!って思ったら
「あんたから学びたい人いると思ってんの?」とか
「たっか!(高い)そんな金額、誰があんたに出すのよ」とか
とにかく気持ちがしゅーんとなるようなことを
いちいちささやく存在がいます。
(実際声が聞こえるわけではないので、あしからず)
何かをやりたいと思ったとき
気持ちをそぐその声に
私はいつも耳を傾けて
「えー…そうかなあ」とか
「やっぱりそうだよね」と
やめたり、やるにしても控え目に小さくやったり
ということを繰り返してきました。
当たり前のようにその声はあったので
特に疑問に思うこともなかったのですが
ある時ある人に「それ、いる?」って言われました。
「ん?」
いるとかいらないなんて考えたことなかったので
そう言われてちょっと考えました。
「確かに。いらないかも」と言うと
「いらないよ!そもそも、そんな存在に女将なんて
格上の立場を与えちゃダメだよ」と言われ
「確かに…」と思いました。
それ以降、そのようなささやきが聞こえたときは
意識して耳を傾けないようにしました。
それからしばらくして
ある人と何かの話をしていて
ささやき女将のことを話しました。
で、話しながら私は自分で
「とは言え、その女将も私が傷つかないように、
自己価値を下げないように心配して言ってくれてたんだと思うんだよね。
だから、これからそういう声が聞こえたら、心配してくれてありがとうって思って
たんたんと自分がやりたいことをやろうと思う」って言ってました。
そしてまたしばらくして別の人とささやき女将の話をしていたら
「ささやき女将も味方というか、守ろうとしてくれてた存在なんだよ」と言われ
さらに「女将=お上=御神だよ」って言われて
「おーーーー!!!」と思ったのです。
私は日本語の不思議さというか、おもしろさが大好きで
不快感情=深い感情 とか
氏名=使命 とか
うんうん!と思うタイプなのですが
女将=御神っていうのも面白いと思いました。
ささやき女将が私にとって邪魔なもの、有害なものと思って
排除しようとすると向こうも全力で抵抗してきたり、
存在をアピールしようとやっきになったりするのですが
認めてしまうと意外とおとなしく協力体制が敷けたりするんですよね。
意味なく存在するものなんてないし
物事には必ず陰陽両方の側面が存在するので
片方だけを見るのではなく
どちらも認めて共に存在する
そんなあり方が私は好きだなと思いました。